大人の矯正

当院では、人気のマウスピース矯正を行っております。矯正と言えば、多くの方はワイヤー矯正をイメージされると思います。ワイヤー矯正には。さまざまな歯並びの方に対応できるメリットがある一方で、装置が目立ったり食事がしにくかったりなどのデメリットもあります。

また、歯が磨きにくくなるため、人によっては虫歯のリスクが高まる恐れもあります。矯正中であることが見てすぐに分かるので、恥ずかしいと感じる方もいます。
これらのデメリットを解消できるのが、マウスピース矯正です。透明のマウスピースをつけるだけなのでほとんど目立ちません。

また、自分で取り外しができるので、食事のときに食べ物が挟まることもなく、快適な矯正ライフを送れます。歯磨きがしやすいのも大きな特徴です。次に、当院のマウスピース矯正についてご説明します。

「インビザライン」は、世界で1,400万人以上が使用した実績をもちます。100ヵ国以上で使用されており、多くの方が理想の歯並びをインビザラインで手に入れてきました。
軽度から中度の症例に適したマウスピース矯正です。受け口やすきっ歯、開咬や過蓋咬合などさまざまな歯並びに適応しています。
1,400万人のデータを活用して歯の動きをしっかりシミュレーションするため、無理なく正確にゴールに向けて歯を動かすことが可能です。

クリアコレクトは、2006年にアメリカで開発されたマウスピース型の矯正装置です。インビザラインの後発ながら、世界シェアで第2位を獲得しており、日本でも海外でも高く評価されているメーカーです。

矯正治療は単に歯を動かし、綺麗に並べれば良いというものではありません。歯はもちろん、あごやお口周りの筋肉や神経など、さまざまな要素を考慮して行う必要があります。

そこで当院では立体的な撮影が可能な「CT」や頭を基準に歯の傾きや配列などを評価する「セファロ」と呼ばれる矯正用のレントゲン撮影を行っております。これらの検査によって、精密な治療が可能になります。

当院では「クリンチェック」を徹底して行っています。クリンチェックは、インビザラインによる矯正治療を行う際に使用するデジタルシミュレーションソフトです。患者さんの歯の状態を3Dで視覚的に示し、治療過程を予測します。

具体的には、iTeroで採取したデータがインビザライン社に送られ、どのような歯並びがおおよそのシミュレーションを行います。この段階ではあくまでたたき台ですので、インビザライン社から届いたシミュレーションに、担当医が修正を加え、より患者さんのお口の状態に最適な治療計画を立てます。

クリンチェックは、精密な治療を行う上で非常に重要です。当院ではクリンチェックを徹底して行っておりますので、ご安心ください。

インプラントアンカーは、矯正治療の際に使用する小さなネジです。一時的に顎の骨に埋め込むことで、歯を移動させるための固定源として機能します。歯を大きく動かしたい場合、歯にかける力も大きくする必要があるため、インプラントアンカーを使用することで効率よく歯を移動させることができます。その結果、治療期間も短縮できることがあります。

ディスキングは歯と歯の間を薄く削ることで隙間を作り、歯の移動スペースを確保することを指します。こうすることで、本来であれば抜歯をして歯を並べるケースでも抜歯をせずにスペースを確保できます。

「Eライン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。Eラインとは、鼻先と下顎の突端部を結ぶ線のことです。上唇と下唇がEライン上にあるか、もしくはやや内側にある状態が美しい横顔であると言われています。

矯正治療を行うと、Eラインを整えることが可能です。フェイスラインを整えると聞くと美容整形を思い浮かべるかもしれませんが、矯正治療ならメスを入れることなく自然に整えられます。

「前歯のデコボコだけを治療したい・・・」
「すきっ歯の部分だけを整えたい・・・」

こうした方におすすめしているのが「部分矯正」です。全体の歯並びを整えるよりも、短期間かつ治療費も抑えることができるため、患者さんの負担も少ないです。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

「後戻り」とは、矯正治療した歯が元の位置に戻ってしまうことです。矯正治療が終わった後に使用するリテーナーを十分に使えていなかったり、舌で歯を押す癖があったりすると、歯が矯正前の位置に戻ることがあります。
マウスピース矯正は、後戻りの治療にも有効です。後戻りの場合は部分的な矯正で済むこともあるため、まずはお気軽にご相談ください。