インプラント

実はインプラント治療はどの歯科でも結果が同じなわけではありません。治療が成功するかどうかを分ける鍵は、「人」と「設備」です。

「人」とはもちろん治療を担当する医師のことです。技術の高さはもとりより、患者さんと向き合う誠実な姿勢も求められます。インプラントの治療においては身体だけでなく精神的な負担もあるものです。患者さんが感じる不安をなくしていくために、しっかりとコミュニケーションを取り、患者さんと医師の間で不安な点をなくしていくことが必要です。治療成功の鍵はヒアリングと説明と言っても過言ではないでしょう。

また「設備」も治療の成功を導くために大切な要素です。マイクロスコープやシミュレーションソフトなど、歯科医師の技術力を引き出し、患者さんに合った治療を提供するためにも、設備が充実していることが重要です。

当院のインプラント治療が、多くの方から選ばれている理由は「人」と「設備」にあります。「人」と「設備」を充実させ成功率の高さを追求した体制を基に、「患者さんのインプラント治療後の人生に責任を持つ」という覚悟を持って治療を行っています。

ポイント1　インプラント治療の豊富な実績と経験を持つ医師が担当

当院には、インプラント治療の豊富な実績を持つドクターが在籍しています。さまざまな症例に対応してきたドクターたちですので、患者さんのお口の状態に最適な治療を行えます。

ポイント2　「コンピューターインプラント」採用で、人為ミスをゼロに

2つ目のポイントは「コンピューターインプラント」の導入です。インプラントの成功率を高め、安心して治療を受けていただけるインプラント治療の最新環境を整えています。

CTやシミュレーションソフト、さらに最先端のコンピューター技術により精密な検査と的確な計画を準備、治療における人為的なミスを限りなくゼロにします。

「CT装置」の活用で、3Dで顎の状態を確認

「CT」を使うと歯や骨、血管や神経を3D空間内の立体画像として把握できます。インプラントにとって、その埋め込み位置は重要な要素。万一間違いが起きると、麻痺や大量出血の原因となってしまいます。2D（平面）のレントゲン画像では、神経や血管の位置をしっかり把握するのは難しいものです。当院ではCT装置を活用し、3次元の情報を分析したうえで、インプラント埋め込み位置を決定します。

「シミュレーションソフト」で、理想の位置や角度をテスト

「シミュレーションソフト」を使うと、CT装置で撮影したデータのなかでインプラントの位置や角度をテストできます。実際の手術の前に、何度もシミュレーションを行うことで、手術の精度を高め、成功率をアップさせます。

「ガイド」が、正確なインプラントの埋入を助けます

マウスピースのような装置にインプラントを埋め込む位置や角度を反映した器具が「ガイド」です。
当院での手術では、インプラントを理想の位置に正確に埋入するためにこのガイドを使用します。シミュレーションソフトなどで作成されたガイドを使うことで、人為的なミスを失くします。

ポイント3　「感染症」を防ぐ、徹底した無菌処理

感染症を防ぐために徹底的な対策を行っていることが当院の3つ目の特徴です。インプラント治療で最も注意しなくてはいけないことの一つが手術後の感染症です。

万一細菌が入り込んでしまうと、患部に炎症が起きてしまいます。この炎症によりインプラントが定着せず、最悪のケースでは抜け落ちてしまう結果になることもあります。

当院では感染症の予防のために、各種の装置を活用し治療時の対策を徹底しています

治療器具を滅菌する「オートクレープ滅菌器」

高温かつ高圧の蒸気を使い治療器具を滅菌するのが「オートクレープ滅菌器」です。当院では安全性の高い国産メーカーのものを導入しています。

ポイント4　「マイクロスコープ」で精密治療を実現

「マイクロスコープ」とは、治療時に手元を十数倍ものサイズに拡大できる歯科用の顕微鏡です。このマイクロスコープを使った例が下記の画像で、千円札を拡大したものです。

どちらがマイクロスコープで見た画像か、違いは一目瞭然だと思います。当院では、こうした機器を使って、精密なインプラント治療を行っています。

当院では、より安全に、より安心してインプラント治療を受けていただくために、さらに様々な取り組みを行っています。

世界トップシェアを誇るメーカーを採用

実はインプラント（人工歯根）は、世界中のメーカーで製造されています。そのなかには、低コストではあるものの安全性について疑問が感じられるインプラントも存在します。

当院では、なによりもインプラントを長く安心して使い続けていただくために、世界中で評価が高いメーカーのものだけを導入しています。

世界シェアNo.1の「ストローマン」

当院が導入しているインプラントは、「ストローマン」製のものです。ストローマンは、世界シェアNo.1のインプラントメーカーで、手術の成功率もインプラントの残存率も90％を超える実績があります。

インプラントのメーカーに迷ったら「ストローマン」を選べば良いといわれるほどです。

総入れ歯の方がインプラントを検討する際に問題となるのがその費用です。
すべての歯をインプラントにすると大変なコストが掛かりますが、4本のインプラントのみで費用を抑え、本物の歯に近い噛み心地を実現する方法が「All-on-4」（オールオンフォー）です。

上側の総入れ歯の場合、インプラントを4本のみ埋め込み、その支えで専用の入れ歯を装着します。下顎のケースも同様の方法になります。もちろんぐらつくことなどなく、しっかり固定され、ズレなどもまったくなくなります。
上下で8本のインプラントを使用すれば、総入れ歯でも「ズレない」「噛みやすい」「しゃべりやすい」歯が実現できます。

All-on-4のメリット

・4本の埋入のみで体の負担が少ない
・全部をインプラントにするより低費用
・治療当日には、入れ歯を装着できる

All-on-4のデメリット

・残存歯がある場合は抜歯が必要
・持病の種類によっては、対応が不可
・通常の総入れ歯と比較すると高価

抜歯が必要なインプラント治療では、抜歯部分の傷が治るのを待ってから治療を再開する必要があります。患者さんの状態によってはその待機期間が数ヶ月かかってしまうこともあります。治療が空いてしまうこの期間は、歯がない状態なので普段の食事や見た目に不便が生じることがあります。
当院の場合は「抜歯即時荷重」という方法を選択可能です。手術当日にはものを噛めるようになり、仮歯もその場で装着するので見た目で困ることもありません。すべての症例で、この方法が適用できるわけではないのですが、抜歯後「歯のない期間を短く、できるだけすぐに歯を入れたい」という方におすすめしています。

抜歯即時荷重のメリット

・治療に空きができず、圧倒的に短期間でできる
・見た目を損なわず、周囲に治療を知られない
・通院の回数を減らすことができる

抜歯即時荷重のデメリット

・すべての症例に適用できるわけではない
・歯科医師の技術・経験により成功率に差が出る

外科手術を伴う治療であるインプラント。患者さんの症状や身体の状況によっては、リスクを考え、治療を断る歯科医師がいることも事実です。医師は自身の技術力や、医院の設備の状況によって治療を実施するかどうかを決めています。もし「他院で断られた」という場合でも、ぜひ一度当院にご相談ください。

持病（糖尿病/心臓病/高血圧症）がある場合

インプラントを断られたという方の多くが、感染症や出血、治癒に時間がかかるといったリスクがある糖尿病、心臓病、高血圧症などの持病をお持ちです。しかし、当院ではリアルタイムで患者さんの容態をチェックできる「生体モニタリング装置」を使用。さらに手術後も万全の体制で感染症への対策を行い、他院よりもリスクを抑えた治療が提供可能です。

どんな場合でもまずはしっかりとご相談の上、ご納得いただけた場合のみ治療に取りかかります。もちろん無理に治療を進めるようなことはいたしません。

骨の量が少ない/骨の厚みが足りない場合

「骨が少ない」「骨が薄い」といった理由でインプラントを断られるケースもあります。そのような場合には「骨造成」という方法を取れば治療が可能になる場合があります。骨が足りない部分に、骨を足すという方法で、たとえ骨粗鬆症でもインプラント治療が可能になる場合があります。

インプラントを埋め込むだけで治療は終わりではありません。むしろインプラントを埋め込んでからが本番だとも言えます。当院では、患者さんがインプラントを長く使用していただけるように、手術後のサポートもしっかりと行っております。

治療後の注意点のひとつが「インプラント周囲炎」です。インプラントの患部が細菌に感染してしまい炎症が起きてしまう病気で、インプラントの歯周病とも言われる病気です。

この病気に罹らないように、治療後のしっかりとした対策が必要です。それにはなによりも患者さんと歯科が一緒に予防をしていくことが重要なのです。例えば歯の磨き方から、定期的な検診まで、当院では患者さんと二人三脚でアフターサポートを提供してまいります。